映画「バーグドルフグッドマン 魔法のデパート」の感想

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映画「バーグドルフグッドマン 魔法のデパート」の感想 – fashion sense2013年に公開された映画「バーグドルフグッドマン 魔法のデパート」。

タイトルの通りに魔法のようなデパートの内情と影響力に迫ったドキュメントです。

「ニューヨークが世界の流行の中心だ」という理由には、まずこの「バーグドルフグッドマン 」の存在があるからだと言えます。

このデパートの名は、日本人でも洋画や海外ドラマが好きな人であれば一度は名前を聞いたことがある人が多いと思います。

ただのデパートが、何故そんなにも影響力を持ったのか?その真相がこの映画の中に収められいます。

「バーグドルフグッドマン 魔法のデパート」の感想

ジョンレノンとオノ・ヨーコなどのセレブの歴史

1901年に操業されたバーグドルフは歴史が凄まじい。戦前も戦中も戦後も経験してるデパートいうのは、世界を見ても稀ですね。

このデパートの話を聞いてる中で驚いたのは、今までの歴史の中でのセレブリティたちとの接点です。

毛皮が売れず、ノルマが達成が難しそうな時期に、オノヨーコがデパートに電話し、毛皮を爆買いしたことがあったそうです。

結局、オノヨーコとレノンの250万ドルの爆買いだけで、そのシーズンの毛皮のノルマを達成してしまったエピソードです。

日本人として少しだけ誇らしい気持ちになりました。。笑

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リンダ・ファーゴはアナ・ウィンターばりのカリスマ?

バーグドルフのファッションディレクターの立場にあるリンダ・ファーゴは、ヴォーグのアナ・ウィンターさんに負けじと影響力を持ちます。

コレクションではアナと同じく前方を陣取って見届け、デザイナーたちからは濃密な挨拶を受けます。

マーク・ジェイコブス、ジョルジオ・アルマーニ、カール・ラガーフェルド、クリスチャン・ルブタンという方々が、彼女の魅力について語ります。

ある有名なデザイナーは、リンダさんは「アナ・ウィンターとは違って気さくで氷の女ではない」と、皮肉った褒め方をしてました。(アナさんが映画観てたらやばいんじゃ・・・)

一歩的に決定を下す側のアナさんとは違って、一緒に協力して利益を作っていくリンダさんの方がほっこりする存在であることは仕方ないですね。

熱心に仕事に励む彼女の姿は、日本のサラリーマンにとっても刺激的な姿であることでしょう。

デザイナーにとってのアメリカンドリームの象徴

この映画に登場する多くの有名デザイナーが、このデパートに自分の品を置いてもらったことでサクセスに成功したと話します。

当初、ラインを持っていなかったマイケル・コースが、必死にラインを作り始めた話は衝撃度が凄まじかったです。ある意味、有名コレクションと対等な影響力を持つ場所なんだなと思いました。(当時、マイケルコースの全てのアイテムが一点物だった事実もすごいですが)

まだお店に置くことができないデザイナー相手も真摯に触れ合い、改善点などを伝えてデザイナーと共に成長する姿もあります。

「ここに自分の作品を置いてもらうのが夢だった」と口々に語るシーンがありました。日本でいうプロ野球選手になりたい子にとっての甲子園のような聖地なのでしょう。

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