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映画「ディオールと私」の感想。ラフ・シモンズという人とDVDのレビュー女性だけでなく男性からも強い支持を集めるディオールですが、数年前に内部が大幅に変わったことで賛否両論があります。

新しくディオールのディレクターに主任したラフ・シモンズさんですが、彼が初めてディオールのコレクションに挑む様がドキュメンタリー映画となっているのです。

ラフ・シモンズさん自身、自分のブランドが成功を収めており、さらには私生活はミニマリストとしても認識されていました。

ディオールというブランドの内部と、シモンズさんの感性を知ることができる素晴らしい映画です。

映画「ディオールと私」の感想

アトリエのお針子たち

この映画を観てまず驚いたことは、アトリエで働く女性たちのチーム力、人間味の良さです。

個人的にハイブランドファッションを作る側の人というのは気取ってて、たかくとまったが多いと思っていました。

しかし、実際のお針子たちというのは、普通のメーカーの工場でパートをしてるおばちゃんと良く似ていて、言いたいことはハッキリ言って、優しさや気遣いのあるハートフルな方々なのです。

ラフ氏が苦しむ姿を見ながら、優しく振る舞う姿が素敵でした。

キラキラと輝かしい舞台の裏には、こんなにも人間味があってリアルな光景があったのかと驚きました。

日々、残業を重ね、山積みになった仕事に向かっていく姿はとてもパワフルです。

お針子の中には何十年もそこで仕事をしてる方もいて、現場で作業に励む姿には何とも言えない味があります。

ラフ・シモンズの立ち振る舞い

自分のディオールでのコレクションデビューに向けてバタバタし、ストレスフルな8週間を過ごす姿がそこにはあります。

いろんな方とコミニュケーションを取って奮闘する彼ですが、どの姿もとてもスマートでかっこいいです。

1つのドレスを完成させるのに一苦労、その見せ方1つでも深く悩む。まさに職人です。

周囲のスタッフに無謀だと言われながらも、彼は8週間でパワフルに動き回り、自分なりの「ディオール」を完成させます。

特に感動したのは、プリント柄のドレスコレクションのギリギリまで妥協せず取り組み、最後には無事に納得のいく形を完成させたのです。

コレクション前夜にスタッフが徹夜で完成させたピンクのドレスは、この映画の彼とディオールの真の姿を象徴していると思います。

また、初めてランウェイを歩く若いモデル「エステル」の成長する姿がサブストトーリーとして映えます。

たった1つのコレクションのために、どれだけ多くの人が時間を注ぎ込んで奮闘しているのか、またはプレッシャーと戦っているのかが分かる素晴らしい映画です。

そして、その全てを統括してコレクションを成功させたラフ・シモンズさんのパワーというのは凄まじいです!

最後、「プラダを着た悪魔」のモデルにもなったヴォーグの編集長「アナ・ウィンター」が笑顔でコレクションを見届ける姿は感動そのものです。苦労して作られたものは、しっかりと評価されるんですね。

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ラフ・シモンズってどんな人?

映画でも軽く彼のステータスは紹介されますが、実は彼はベルギー生まれなのです!

昔からファッションの勉強をしていたわけではなくて、学生時代は映像や写真を学んでいました。グラフィックセンスの良さは、きっとその頃に学んだことの恩恵でしょうね。

インテリアのスタジオでバイトし、大学を卒業した後はベルギー人デザイナーのウォルター・ヴァン・ベイレンドンクの元でインターン生として働きました。

その後、マルタン・マルジェラの演出に影響を受けて、自身もファッションの道に本格的に進むことを決め、アントワープ王立美術アカデミーを受けようとしてます。しかし、学園長からは「学ぶことがない」と入学を拒否され、入学の代わりに独立の支援を受けたのです。

1995年に「ラフ・シモンズ」を創立。すぐに高評価を受けて、大成功を収めます。

その後、休業したり電撃復帰を果たし、セカンドラインを成功させたり、アクティブに経歴を重ねていきます。

そして遂には2012年にディオールのディレクターに就任したのです。

ラフ・シモンズはすでにディオールを辞任

華々しくディオールデビューを飾ったシモンズさんですが、その3年後の2015年の10月に突然辞任することを発表したのです。

直前まで辞任する噂が広まっていたので、多くの関係者は「やっぱり」とリアクションは薄めでしたが、ディオールファンからしたら悲しいニュースでありました。

辞任した理由には、

“自身のブランドにフォーカスすること、そしてファッション業界以外における新たな興味へアプローチするため”

と答えられています。

シモンズ氏もディオールも別々の道に行くことになりますが、2012年からの激アツな3年間は、ブランドの歴史にざっくりと刻まれたことでしょう。

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