昨日、俳優のアラン・リックマンさんが亡くなりました。
ハリー・ポッターのセブル・スネイプ役で知られる役者さんで、日本の同作のファンには思い入れのある方が多かったことでしょう。
亡くなる69歳までイギリスを代表する俳優として活躍を続け、
彼の俳優人生に敬意を込めたコメントが多くあります。
ハリー・ポッターの原作の著者・JKローリングさんは、
「どんなにショックを受け、打ちひしがれているかを表す言葉がない。
偉大な俳優で素晴らしい人だった」
とTwitterにて彼を讃えるコメントを出しています。
アラン・リックマンは長年(18歳か)同棲していた彼女と近年結婚!
ハリーポッターのスネイプのイメージの強いアランさん。
同作ではハリーの母親に、生涯無償の愛を与え続け燃え切る捨て身に感銘を受ける方が多かったです。
スネイプの魅力に魅入られたファンの多くは、
本物主義の片思いを描いた一面で、彼の全てを好きになったことでしょう。
そして、そのスネイプ役を演じたアランさんも、
生涯、長く同じ女性を愛してました。
アラン・リックマンさんは19歳の頃に、
当時学生時代に出会った18歳のリマ・ホートンさんと出会い、
そこから50年間もの同棲を重ね、亡くなる前に結婚を果たしてました。
50年間って考えると、ある意味スネイプよりも長い・・・、
アランさんがスネイプを演じるにあたって、リリー・ポッターへの一途な愛をイメージするには、
彼のプライベートの恋愛事情であれば、容易いことだったでしょう。
アラン・リックマンの出演映画は名作ばかり!おすすめは「パフィーム」
アランさんはイギリスを代表する俳優として、
ハリー・ポッターだけでなく、
「ダイ・ハード」や「ロブンフット」、
「ラブ・アクチュアリー」「スウィニー・トッド」など、
多くのヒット作に出演を重ねてきました。
彼の演じる役所に多いのは「複雑な愛情表現」、
そして不器用で「曲がった愛情の表れ」でした。
悪役として出演するにも、
どこから神経質で臆病な内面を出すことが多く、
既婚者役で浮気を演出した「ラブ・アクチュアリー」でも、
悪事であるにもかかわらず、どことなく優しさが溢れ、
なかなか憎むことができなかったのです。
一番好きなのは「パフューム」ですね。
街で美女が連続で香水作りのために犠牲になっており、
自分の娘を心配したアランさん演じる父親が過保護過ぎる行動をとり、
最後の最後まで娘を心配気に見守り続けてました。
「娘のためなた何事でも」という強い意志が、
アランさんの演技である場合、容赦のない光景に見えます。
2015年に最後の映画出演となった「ヴェルサイユの宮廷庭師」では、
ルイ14世を演じ、そこでも真剣質な男を好演しました。
今後、彼と同じような演技ができる俳優さんは出てこないでしょうし、
ハリー・ポッターの名作は長く世に残ることが予想され、
俳優としてのアラン・リックマンさんを思い出す日は、常にあることでしょう。
そういえば、スターウォーズに出演してたと噂になっていましたが、実際は出演してないですよね・・・?